健康

胃内視鏡検査(鼻からの胃カメラ)初体験

胃カメラやったことありますか?

僕は一度もやったことがなく、本日初めて体験してきました。

 

立て続けにビジネスにはあまり関係のない私的なお話しとなってしまいますが、

やったことがない人のほうが多いと思いますので、体験談をシェアしたいと思います。

 

4月あたりから、自分にプレッシャーをかけすぎたのか、

ストレスをため込んでかつ、不規則な生活をしていたせいなのか、

おなかが減るとみぞおちの左側が痛くなり、

食事をすると治るのですが、今度はもたれてしまう。

という症状がしょっちゅうありました。

 

そこで、気は進みませんが、胃カメラの名医として紹介されていた、

近くの内科医のところへ行くことにしました。

 

診察をしたところ、症状からして胃潰瘍かなくらいの診断で、

薬で様子をみるか、胃カメラで中を見てみるか

どちらにするかと問われました。

 

内心では胃カメラは絶対にやりたくないなと思っていましたが、名医だという話を聞いていたし、

最初から覚悟はしていたので、胃カメラをしてもらうことにしました。

この先生がやる胃カメラは鼻からだということを知っていたことも

決心した理由でした。

(口からのは絶対にやりたくないと思っています)

 

予約をお願いしましたが、けっこう予約している人がいたので、

予約ができたのは、10日ほど先でした。

 

 

 

あっというまに月日が進み、きづけば検査の前日でした。

要は昨日のことですね。

薬をもらって、その間飲み続けたので、症状はかなり良くなりました。

 

前日ともなると検査が気になって気になって仕方がなかったです。

仕事は手につかないし、勉強したかったのですが、それも頭に入らない。

 

何かに集中できれば忘れられるのですが、ふとした瞬間思い出しては不安になるという。

気になってしまうことはどうしようもなかったので、

インターネットで前日の食事について調べるついでに、体験談を見ることにしました。

全く知らないことは不安につながるので、人の話を聞けば多少不安は和らぐのではと思ったわけです。

 

いろんな意見がありました。

僕がやった検査は口から内視鏡を挿入するものではなく、鼻から挿入するカメラなので、

口からに比べれば、かなり楽だし、これなら定期的に検査しても良いという人も多かったです。

 

口からのほうが良かったという人も少しはいましたが、ほとんどの人が鼻からのほうが楽だという

意見を書いていました。

 

ただ、鼻からしかやったことがない人は思ったより苦しかったという意見もありました。

 

鼻からのは苦しくないとパンフレットなどで見ていて、

「苦しくないならやってみますか」と思っていた僕にとって、

鼻からでも苦しいという意見は余計に胃が痛くなる話でした。

 

そんな不安が倍増する意見もみてしまいましたが、体験談は見といてよかったと思います。

検査の仕方はどの先生でも同じなのですが、ちょっとしたコツが書いてありましたので、

それが検査を受けるうえで、とても役にたちました。

 

 

お医者さんからもらった、内視鏡検査を受ける人向けの注意事項こうかかれていました。

 <検査の前日>

 ・夕食は消化の悪いものを避け、柔らかいものをよく噛んで食べてください。

 ・午後8時までに食事をすませ、それ以後は何も食べないでください。

  水分は適度にとっても結構です。アルコールは飲まないでください。

 ・普段から就寝前に薬を服用されている方は、いつものようにお飲みください。

<検査当日>

 ・朝食は絶対にとらないでください。

 ・朝の定期薬のある方は、原則として飲まずに検査します。検査後に内服してください。

  心臓、血圧の薬や安定剤など、特別に飲んでいただく場合は、ご説明します。

 ・水であれば、多少とってもかまいません。

  ただし牛乳、ジュース、珈琲など色のついた飲み物は飲まないでください。

 ・糖尿病でインスリンを使用している方は、当日は打たないでください。

  糖尿病で血糖を下げる薬を内服されている方は当日は飲まないでください。

 

とのことでした。

検査の注意がもう少し書いてありましたが、特に気にするようなことはありませんでした。

 

前日の夕食は、7時すぎに鍋にしつつ、ごはん投入のおじやにしていただき、

以降は水だけで過ごしました。

 

検査の不安で、全く落ち着かず、そわそわそわそわしていました。

 

検査当日。

検査の予約は11時半からで30分前に来てくれとのことなので、

朝はゆっくりしていました。

 

早く起きたところで、ごはんは食べれないし、不安を持ったままだし、

どうせ何も手につかないでの、九時ごろまで布団にこもっていました。

 

不安を感じているまま時間になったので、医者に向かい、10時50分頃

医者につきました。 

 

まず初めに、トイレを済ませて落ち着いたら血圧を測ってくださいとのことでした。

 

落ち着いたと思って血圧を測りましたが、数値はけっこう高かったです。

そりゃそうですよね。

深呼吸をして落ち着かせようとしたところで

体はかなり緊張しているわけですから。

 

ロッカールームに進み、検査着に着替え、荷物をロッカーにしまい、

看護師さんがくるのをドキドキしながら待ちました。

 

ここから検査前の準備が始まります。

 

まず初めに、胃の余計なガス等を消すための液体を飲みます。

紙コップ一杯くらいなので、思ったより多かったです。

味は薄めの塩水という感じで決しておいしくないです。

苦痛な飲み物でもないので、難なく飲みほしました。

 

続いて鼻の入り口を拡張するための薬を噴射します。

これは、右も左もどちらもやります。

 

ここで一つ体験談からポイントがありました。

 

噴射するときに、吸い込んでしまうと

むせてしまうということと、

プールで水を鼻から吸ってしまった時のようにツーンとするということなので、

のどに降りてくるまで吸わないで待っているのがポイントだということでした。

 

それを聞いていたので、特に苦もなくクリア。

ドロッとした感じがしたので、飲み込む際に少し嫌な感じはしました。

人によってはここがつらいという人もいるようです。

 

僕は特につらくは感じませんでした。

 

次に柔らかいチューブを鼻から差し込みます。

見た目はけっこう太いなと思ったので、こんなの入れたら痛いだろと思いました。

 

どちらが入りやすいかの確認も兼ねているので、これも両穴いれました。

入っていく嫌な感覚と、一か所少しツーンとする箇所がありましたが、

ここもそこまで痛みを感じなかったので難なくクリア。

 

耳鼻科で器具を鼻に突っ込まれるときのほうがよっぽど痛いです。

あちらは一瞬ですが、一気に入れられるので涙出ちゃいますから。

 

右か左か鼻がより通っている方で検査を行います。

僕の場合どちらもかわらないくらい通っていたので、

看護師さんの感覚で、チューブがすんなり入った左側で検査を行うことになりました。

 

検査をする穴が決まると今度はゼリー状の麻酔を流します。

 

これも柔らかいチューブで流すのですが、人によってはこれがまたつらいそうです。

飲み込むのが気持ち悪い場合は吐き出してくださいと、看護師さんに言われました。

どうやって吐き出すんだと疑問を感じたのですが、気持ち悪さはなかったので

僕はそのまま飲み込みました。

 

この薬もさきほどの拡張する薬を噴射するときと同様で、

吸い込むとえらい目に合うみたいです。

流れてくるまで待って、のどに到達したら飲み込む感じです。

 

風味はヨーグルトの香りがほのかにしたのですが、

味は苦くて、じんじんするような少し刺激のある熱さを感じました。

ドロッとしているので飲み込みずらく、ここでオエっとなる人も多少いるみたいです。

 

僕は問題なかったです。

 

しばらくすると麻酔がきいてきて、少し息苦しくなり、飲み込みずらくなります。

唾液はほっといても出てしまうので、飲み込まないわけにはいきません。

なので何度も飲むのですが、

この飲み込みずらい感じはかなりつらく感じました。

飲み込めているのかよくわからない感覚です。

 

麻酔を注入してから5分くらいしたら、本番の練習のためも兼ねて、

もう一度チューブを麻酔をしたほうに挿入します。

 

痛みは感じませんでしたが、少しだけツーンとしました。

 

これで検査までの準備は終わりで、検査室のベッドに移動しました。

 

最初に飲んだ薬を胃の中でまんべんなくいきわたらせるため、一周寝返りをしました。

そして左側を下にして、先生が来るのを待ちました。

 

その間チューブはさしたままでした。

 

ここまで僕にとっては何の苦もありませんでした。

鼻に異物を挿入しても、つらさはなかったので少し安心しました。

この調子なら検査も余裕だろうと思っていました。

しかし検査がいざ始まってみると、その思いは一変してしまいました。

 

 

しばらくすると先生が入ってきて、こう言いました。

「カメラが入っている間に、唾液を飲み込むとむせてしまうので、

検査中は唾液がでたら、だらっとたらしてください。

そのままベッドに出しちゃっていいので」と。

 

この件についても、事前に知っていたので身構えることなくすんなり受け入れられました。

 

それともう一つ。

検査中は画面が見れるので、見れたら見てもいいですし、

無理に見なくても構いませんと言われました。

 

うん。

 

見る余裕はなかったです。

 

 

さあ検査の開始です。

 

内視鏡が鼻から入っていきました。

 

予想通り、鼻を通過まで特につらくなく通っていく。

 

のどに到達。

 

ここが少しウッとなりちょっとつらいがまだ大丈夫。

 

そして食道入り口まで到達。

 

 

ここです。

 

 

ここがつらかった。

 

 

普段食道の入り口って閉まっていて、飲み込む際に開きます。

ってことはですよ。

 

カメラを飲み込まないと先に進まないんです。

しかしこれがうまく飲めない(^^;

 

先生が合図をしてそのタイミングで飲めればすんなりいくのですが、

うまくいかないんです。

 

僕の場合は3,4回で通ったのですが、麻酔もきいてて飲みずらいのもあり

つらかった。

(後で先生から言われましたが、これでもすんなり入ったほうだったそうです)

 

戻りそうな感覚もあって必死でした。

 

通ったら通ったで食道通過がまたきついんです。

 

とにかく気持ち悪い。

進むときも戻るときもウウゥゥ~って感じでした。

 

空気が入るのでげっぷが出るので出してくださいと先生に言われました。

 

出そうという気にはなれないです。

勝手に何度かでちゃいましたが嫌な感覚でした。

 

画面には入り口のようなところが写っていました。

胃の入り口です。

 

ここで大きく息を吸って、止めてといわれましたが、

余裕がなくて息をとめれなかったです。

 

それを何度か繰り返しました。

 

胃の中に入ってからは、少し落ち着きましたが、画面をじっくり見る余裕も、

気になることを先生に聞く余裕も全くなく、

ただただ早く終わってくれとじっとこらえていました。

 

幸い異常は特になく先生からの「きれいですね」という言葉をきいて一安心。

 

検査中、胃や食道など痛みは全くないのですが、

胃が膨らんだり、普段味わえない感覚がかなりありました。

 

胃と十二指腸を見終えて戻っていく。やっと終わるかなーなんて思っている頃、

また食道を通る。やっぱり気持ち悪い(+_+)

 

でももう終わりなので、するすると抜けていき、無事終了することができました。

 

鼻からの内視鏡なので、検査中は話すことが可能なのですが、

全くしゃべる余裕はありませんでした。

 

唾液はたまったら垂れ流してねと言われましたが、左のほっぺに入る量しかでなかったみたいで

垂れ流すほどではありませんでした。

 

始まりから終わりまで、看護師さんがずっと背中をさすってくれるのですが、

それでリラックス……はできなかったですわ(^^;

 

終わってみれば異物がなくなったせいか、なんだかすっきりした気分でした。

 

のどと鼻の感覚はまだ戻らないので相変わらず飲み込みずらい。

 

麻酔がきれるまでは食事はしないでくださいと言われて、着替えて診察を待ちました。

 

 

結果は、食道も胃も十二指腸もきれいで、炎症もなく逆流性食道炎もない。

気になっていたピロリ菌もいないそうなので安心しました。

 

ではなんで痛みやもたれ感といった症状が出るのかという話ですが、

やっぱり食生活の乱れだそうです。

逆流性食道炎になっていなくても、胃酸は逆流するみたいなので、

30過ぎてるわけですから、偏り、早食い、暴飲暴食、食べてすぐに横になるなど、

胃に負担をかけることをやめて、食生活に気を付けてくださいねということでした。

 

そして検査はしばらくやらなくて大丈夫ですとありがたいお言葉。

 

 

正直もうやりたくないわ(^^;

 

 

いや本当に……。

 

 

あなたも胃の内視鏡検査をやることになったら、

気を付けるポイントとか参考にしていただければ幸いです。

 

 

ちなみに僕は大腸の内視鏡もやったことがあるのですが、

そちらは検査はつらくないのですが、準備段階が激しくつらいです。

 

2リットルくらいの水に溶かした下剤飲むんですがこれがまずいんですよ。

甘くないポカリのような味で……

そして何度もトイレとの往復。

全部飲まないといけないですしつらかったです。

 

汚いお話で申し訳ありませんが、ご参考までに。

 

 

 

 

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